墨の個性が引き出された円熟期の古墨
中嶋玄林堂は榊莫山(1926-2010年)の『文房四宝~墨の話~』(1998年・角川選書)にもその墨づくりと歴史が紹介される、奈良の老舗墨屋です。
その昔、墨屋伊六という人が2代3代と墨を造り続け、享保2年(1717年)に墨屋又四郎が
「中嶋玄林堂」の暖簾をかかげました。
それからおよそ300年のあいだ、変わらぬ墨づくりを今もなお続けています。
本品はその中嶋玄林堂のご主人のご厚意による、蔵出しの特別提供品です。
製墨から40年以上を経て、筆運びや墨の暢びが良く、にじみには立体感が表れます。
濃墨でのはっきりとした黒色は、日本画の骨書きにおすすめです。
絵具屋三吉特別価格。品切れの際はご容赦下さい。
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