純金箔【竹印】3寸6分角(断切) 10枚包

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別名「赤金箔」と呼ばれる本金箔です。


別名「赤金箔」と呼ばれる本金箔です。
断切(立切)製法によって打たれ、縁付箔よりも強め光沢感があります。


使用地金 四号色 ※含有比率 金:94.4%、銀:4.93%、銅:0.66%
サイズ:3寸6分角(約109×109mm)
厚さ:約0.1μm

※合紙と金箔が同サイズです。用途に応じてあかし紙等をもちいて箔あかししてお使いください。

【注意事項】
 箔は手工業製品という性格上、ごく稀に微細なヒビ割れが入っている場合があります
また、貴金属製品であるために、日々価格変動がございます。あらかじめご了承ください。


【画像見本色について】
 光沢があるという箔の性質と、お使いのモニター環境等によって、画面上と実際の色とは多少異なってしまいます。この点をご了承の上、参考程度にご覧下さい。


【金の色味と純度について】
 金は純度が高いほど赤みを帯びた黄金色になります。銀の割合を増やすと赤みが消失し、銅を少量添加するとより赤みが加わります。こうして合金割合を変化させることにより、様々な用途に適した色調の金箔が作られています。
 絵画および工芸用に使われている純金箔は、別名「赤金」とよばれ、四号色(22.7K)の合金が標準色とされています。 また、18金(三歩色)を使った本金箔は青金箔と呼ばれ、派手さが抑えられた落ち着いた金色として好まれます。 金地彩色には、上記の赤金箔もしくは青金箔がよく使用されますが、14金(定色)で作られる水金箔も白味の勝ったクールな色合いが魅力的な金箔です。
 ちなみに、金は、銀や銅を適量添加する事によって箔を打つための適度な硬さと変形抵抗が与えられ、均一で薄い箔を作る事が出来るようになります。24Kは伸びにくく箔打ちには不向きなため、特別な利用がない限りは24Kで箔を打つ事はありません。


規格

5毛色
(23.7金)
*取寄せ

1号色
(23.4金)
*三枚掛

2号色
(23.2金)
*取寄せ

3号色
(23金)
*二枚掛

4号色
(22.7金)
*赤金箔

三歩色
(18金)
*青金箔

定色
(14金)
*水金箔

98.912%

97.666%

96.721%

95.795%

94.438%

75.534%

58.824%

0.495%

1.357%

2.602%

3.535%

4.901%

24.466%

41.176%

0.593%

0.977%

0.677%

0.670%

0.661%



【縁付と断切】
 金箔は「上澄」と呼ばれる0.003ミリメートルまで薄く延ばされた金を、箔打紙に挟んでさらに薄く叩き延ばし、0.0001~0.0002ミリメートルの厚みに仕上げられます。この箔打ち紙の違いによって、金箔は“縁付”と”断切”の二種類に分けられます。

 縁付は伝統的な金箔製法です。金箔製法 打ち終えた金箔を「革板(かわばん)」の上で竹製の「枠」を用いて一枚一枚規定の大きさに丁寧に切りそろえ、三椏(みつまた)合紙の上に一枚一枚かさねられます。この時、合紙の寸法が金箔を縁どるように一回り大きいことにから「縁付け」と呼ばれています。
 その縁付けで使用される打紙は、箔を打つ職人自らが約半年をかけて仕込みます。まず名塩雁皮紙を卵や柿渋をまぜた灰汁(あく)浸してから絞り込み、機械で打ちつけては乾かし、これを幾度も繰り返して出来上がります。
 打紙に手漉き和紙を用いる為、金箔の表面には美しい格子状の紗(しゃ)の目が表れ、柔らかい光沢をたたえます。絵画工芸品、国宝の修復等で使用されるの最高級箔です。

一方、断切箔は、打ち紙にグラシン紙を用いる製法です。打ち上がった不定形の箔を大きな合紙と交互に重ねた状態で定寸の正方形に一気に裁断するので断切箔と呼ばれています。 1960年代中頃に製造工程の多い「縁付」製法では需要を賄いきれなくなった為にはじまった製法です。
 断切箔は、縁付けと比べてやや厚めに仕上がる事から、強い光沢感を特徴とします。また、箔打紙の仕込みもなく、短時間で大量に製造する事が出来るため、縁付け箔よりも低価格である事も魅力の一つです。
 製造が始まった当初よりも品質は向上しつづけ、現在は金箔製造の約80%が断切となりました。絵画工芸の分野でも主流となりつつある金箔です。

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