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[天然] 丹沢テールベルト  ガラス瓶入 30g

価格: ¥2,310 (税込)
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テールベルトは硅酸鉄を含む粘土質を主成分とする黄緑色から淡緑灰色の天然土性顔料です。耐光性にすぐれ、酸やアルカリにも安定した性質を持ちます。
原料石としては海緑石 (glauconite *1)とセラドン石 (celadonite *2)の二種類が知られており、顔料として古くから用いられた事が分かっています。
いずれも無機鉱物鉄とカリウムのフィロケイ酸塩鉱物(雲母グループ)ですが、海緑石が海成層に含まれた脆い土壌質なのに対して、セラドン石は熱水の関与した堆積岩や火成岩に産出する柔らかい鉱物です。
かつては、どちらも海緑石類の緑土(テラ・ベルティ、グリュンネルデなど)と考えられていましたが、1847年に産状の違いなどを含めて別の鉱物と定義づけられました。



原料石は世界中いたるところで産出します。ボヘミアなど多くの産地がありますが、中でもイタリアのヴェローナ産が特に良質のものとされていました。少なくともローマ時代にはすでに顔料として使用されており、レロス島の紀元前後の遺跡壁画装飾にはヴェローナ緑土やニース北方の渓谷に産する海緑石が含まれていることが確認されています。
使用法としては単色で緑色として用いるよりも、彩度の高い顔料の下塗りに用いて色味を作ることが多かったようです。ルネサンス期のシエナ派が描く、白い肌の下に薄っすらと漂う緑色が特に有名です。



日本における「緑土」とは西洋顔料の「テールベルト」の和名として用いられることが多く、伝統顔料としての緑土はあまり知られていません。日本の伝統的緑色顔料はマラカイトを原石する「緑青」というのが一般的です。
しかし近年の研究では「緑青」の現存する使用例が、仏教伝来に象徴される大陸文化の流入以降であることが指摘されるようになってきました。さらに、5~6世紀前半の装飾古墳から産出する緑色顔料のすべてが、「緑土」と考えられる鉄由来の発色成分であることも留意すべき点になっています。
火山帯の多い日本ではセラドナイトの小規模な産出地帯が全国各地に散らばっており 海緑石についても北部九州に特徴的に産出する層準が知られていますので、絵具の材料として古くから知られていたと考えても不思議ではありません。(*3) 緑青が美しすぎて忘れ去られてしまったのでしょうか。しかし、かつて日本でも「緑土」が重要な緑色顔料であったことを伺い知ることができます。

*1:Glauconiteとはギリシャ語で「青」を意味する glaucosに由来するといわれています。
*2:celadonとはフランス語で「青磁」を意味します。サンスクリット語、sila(石)とdharad(緑)語源にするといわれています。
*3:緑土の多くが「海緑石」ではなく「セラドナイト」に由来する緑であることが近年の調査結果では分かってきました。


<製品詳細>
品名:【天然】丹沢テールベルト
容量:30g(ガラス瓶入)
原料石:丹沢産セラドン石 (celadonite)
粒度:30μ以下 (岩絵具12番以下)

<注意事項>
本品には定着剤は含まれません。 人体に使用しないで下さい。
目・口・鼻に入らないようにして下さい。
使用時は必要に応じて防護具を着用して下さい。
使用後は手をよく洗って下さい。
お子様や扱いに不慣れな方の手の届かない所に保管して下さい。

<色について>
商品画像は、ご使用のモニター環境等によって色調が異なるため、実際の色とは多少異なる場合がございます。ご留意ください。

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