<表具屋さんは文具糊は使わない>
1950年頃から文具として販売される「でんぷん糊」のほとんどが「冷糊法(アルカリ糊化製法)」と呼ばれる方法によって製造されています。高度経済成長期に開発された製造方法で、でんぷんに苛性ソーダを混合して、科学的に糊化させています。
加熱する必要がない為に、低コストで大量生産に向いていますが、アルカリが強すぎる為に硝酸などの強酸物質でPhを中和されています。事務用(文具)の糊としては冷糊法で十分な糊を作る事ができますが、絵画制作や文化財の修復には不都合な場合もあります。
アルカリ成分は糊をベトつかせるために、修復の際に剥がしにくい事や、紙を黄ばませる原因になるからです。また、乾燥も遅いために木製パネルなどのヤニ分が浮き上がりやすくなることも心配です。
でんぷん糊は炊いて作ると、その良さが実感できます。
天日干しによる国内精製の正麩を使用して、釜で丁寧に炊き上げた本製法。
日本画制作におけるパネルの水張りや、裏打ち作業に適したでんぷん糊です。
<使用目安>(希釈は原液を1とした場合の水の割合)
パネル水張り:原液~3倍
本紙裏打ち:5~10倍
*糊の使用濃度は使用目安を参考にして、紙の種類や厚さ、必要な接着力に合わせて調整してご使用ください。
<製品詳細>
品名:釜炊き正麩糊
容量:500g/150g
原材料:澱粉・防腐防黴剤(FDA認証品)
【色について】お使いのモニター環境等によって、画面上と実際の色とは多少異なってしまいます。この点をあらかじめご了承の上、参考程度にご覧下さい。
日本画制作におけるパネルの水張りや、裏打ち作業に適したでんぷん糊です。
<使用目安>(希釈は原液を1とした場合の水の割合)
パネル水張り:原液~3倍
本紙裏打ち:5~10倍
*糊の使用濃度は使用目安を参考にして、紙の種類や厚さ、必要な接着力に合わせて調整してご使用ください。
<製品詳細>
品名:釜炊き正麩糊
容量:500g/150g
原材料:澱粉・防腐防黴剤(FDA認証品)
【色について】お使いのモニター環境等によって、画面上と実際の色とは多少異なってしまいます。この点をあらかじめご了承の上、参考程度にご覧下さい。